かしわざき健康みらいプロジェクト

2016/09/29
by 編集部

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集会ごとに行うグループワーク、体組成測定、夕食、個別面談

一人でも多くの健康な柏崎市民を増やすのが目標

実際にこの取り組みを通して、柏崎市が市民に伝えたいことを柏崎市福祉保健部元気支援課健康増進係 主任(理学療法士) 三井田善之氏に聞くと、4つあるという。

1つ目は、生活習慣病を予防することは健康寿命の延伸につながるということ。三井田氏は「現在、日本は平均寿命世界一ですが、健康寿命とは9から13年の差があります。その差を作る要因に認知症や脳血管疾患があります。生活習慣病を予防するということは、認知症や脳血管疾患の発症を予防することにつながるので、結果として生活習慣病の予防は健康寿命の延伸に通じると思います」と語る。

2つ目は、生活習慣病の発症・進行予防は早めの対応が重要ということ。生活習慣病は初期の段階では自覚症状はないが、徐々に血管が傷んで数年後には要介護や死亡の原因となる脳血管疾患や心疾患、及び糖尿病の合併症が出現してしまう。「自覚症状が無くても、生活習慣病のリスクがみられたら、早めに対応することが大切です」と三井田氏。

3つ目は、生活習慣病の予防・改善には、生活習慣を見直すことが一番だということ。「以前は「成人病」と言われ、一定の年齢になると発症率が高いと考えられていましたが、現在は食事や運動、睡眠等の生活習慣が不適切な状態が積み重なると年齢に関係なく発症することから、「生活習慣病」になった。したがって、生活習慣病を予防・改善するためには、まずは自分の生活を振り返ることが第一です」と三井田氏。

4つ目は、生活習慣病を予防することは医療費や介護費用の削減につながるということ。生活習慣病を放置しておくと、様々な疾患を発症してしまう可能性がある。そうなった場合、医療費の負担が生じ、要介護状態になれば介護費用の負担も増加 する。これらの費用負担は自己負担もあれば国の負担もあり、いずれにしろ負担が増加すれば、家庭や国家の財政に悪影響を及ぼすだろう。

三井田氏は、この取組みを通して、一人でも多くの健康な柏崎市民を増やしていきたいという。まだ、この取組みを知らない市民もおり、周知方法の工夫や企業の働きかけなどでさらに参加者を増やしていきたいと抱負 を語った。

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