投稿・健康経営に役立つ〈リッチーケア〉

2019/11/29
by 仲野誠人

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リッチーケアとは

筆者は鍼灸・マッサージ師として、40年間臨床に従事し、のべ施術人数は15万人を超えた。長年積んできた臨床経験のなかで、「ほとんどすべての人に、大なり小なり、自覚症状のあるなしにかかわらず、首の筋肉に凝りがある」ことを30年ほど前に確信した。驚いたことに首の凝りは、首のすわっていない乳児に存在していることもあり、首凝りを緩和してあげると夜泣きが収まるなどということも経験した。

そのような臨床経験のなかで、首凝りがさまざまな病気や症状に関連し、この改善が回復のキーになるのではないか? という仮説の下、独自の首凝り施術〈リッチーケア〉を開発した。

現代社会に生きるビジネスパーソンにとって避けては通れない問題ともいえる「首凝り」。鍼灸師の筆者が独自に開発したマッサージ法〈リッチーケア〉は方法を学べばセルフケアとして行うこともできる

首凝り・肩凝りの一般的なマッサージでは僧帽筋を中心に施術するが、〈リッチーケア〉ではまず首の深層筋にアプローチする。首の深層筋は重い頭を支えるために重要な役割を果たしているため、首凝りに深くかかわっているのではないかと考えているためである。

そこで〈リッチーケア〉を試みたところ、施術効果が向上するようになり、通院される皆さまにも喜ばれるようになった。またその頃から、パソコンやポータブルゲーム機がライフスタイルに欠かせないものとして普及しだし、ビジネスの現場や日常生活で首凝りが深刻化する状況ともなった。

なかでもスマホの登場と世界的な浸透は「首凝りを伴う日常生活」を決定的なものにしたのではないだろうか。それは同時に、姿勢が悪くなる日常生活スタイルが常態化することでもある。そのような時代の変遷のなかで、首凝りは現代生活で避けられないものの、首凝りを放置してしまうと、蓄積し重症化することが多く、それは生活の質(QOL)を低下させてしまうことになりかねないことを危惧するようになった。


しかし、毎日のようにマッサージに通うことは時間や費用の面で考えても現実的なことではない。ならば、有効なセルフケアがあれば、そもそもマッサージに通う必要がないのではないかとの想いで、セルフケア版の〈リッチーケア〉を開発した。

これは、自分自身で行うものと、2名で相互に行うものの2種類があり、どちらもいつでも・どこでも・短時間で行え、首凝りの緩和を感じるという方が多い。いずれも、誰が行ってもツボを外しにくい方法が開発できたと自負している。首凝りと同時に起こる、猫背や巻き肩、ストレートネックなど姿勢の悪化についても簡単な動作で修正でき、よい姿勢を体に覚えさせることもできる。加えて、首凝りの相互マッサージも所要時間は1〜3分ほどで実施でき、体験者からも好評であった。

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著者

仲野誠人 氏

1960年名古屋市生まれ。 会員制治療院 漢和堂 主宰、株式会社カンワドー 代表取締役、一般社団法人日本リッチーケア協会 代表理事、事業構想大学院大学在学中。 首凝りケアとマッサージコミュニケーションで、SDGs達成以後の世界課題をも解決するツールとしてリッチーケアの伝道に注力している。現在、東京と名古屋の2拠点を行き来しながら活動中。


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