ホスピタリティは“おもてなし”

2016/09/29
by 力石寛夫

トーマスアンドチカライシ株式会社 代表取締役

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withのサービス

そうした心、気持ちになるためには、仕事の本質についての考えを、経 営陣とスタッフが互いに徹底的に意見を交わす必要があります。こここそが、コミュニケーションの原点です。

ですから、挨拶にホスピタリティの魂が宿っているのです。そうすることで、上から下というforのサービス(あなたのためにやってあげている) からwithのサービス(あなたと一緒にやろう)という、心のこもったサー ビスに変わることができます。

ちなみに、私はこれまで数多くのホテルや店舗、施設を見てきました。そうすると、すぐに働く人が活き活きしているのか、死んでいるのかが分かります。活き活きしたところは、やはり挨拶が気持ちいいんですね。

私が日本に帰国してから、すでに40年以上が経過しました。その間に 日本のサービス業は大きく進化しました。この先はサービスを行う業種全体をホスピタリィ産業と呼ぶような時代になるのではないでしょうか。

ちょうど現在の日本は、5年後に東京オリンピックを迎えます。インバウンドも当然、増えることでしょう。そこに、ジャパニーズ・ホスピタリィが進化するチャンス。非常に期待しています。

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著者

力石寛夫 氏

トーマスアンドチカライシ株式会社 代表取締役

早稲田大学卒業後、米国ポールスミス大学ホテル・レストラン経営学部へ留学。同大卒業後、マーク・トーマス・エンタプライズ社(米国)にて、マネジメント・トレーニングを受ける。1972年トーマス アンドチカライシ(株)を設立。2012年より、経済産業省「おもてなし経営企業選」の選考委員長を務める。著書『ホスピタリティ~サービスの原点~』商業界他


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