本当に来て欲しい人は誰? ~病院のための「コンテンツターゲティング」のススメ

2019/08/05
by 宇都宮正騎

ヤフー株式会社 Yahoo!コンテンツディスカバリー サービスマネージャー

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セッションの Point

  • “誰に届けたいコンテンツか”を考える
  • ターゲットを絞ることで、“相手に響くコンテンツ”がつくれる
  • そもそものサービスが良質であってこその「マーケティング」

セッション3は近年コミュニケーションの重要な手段となっている「web」を活用したマーケティングがテーマ。ヤフーにてインターネットを通じたデジタルマーケティングを支援している宇都宮正騎氏が、病院が取り組めるwebコミュニケーション手段のひとつである「コンテンツマーケティング」の基礎を解説した。

Session 03 病院のためのwebコミュニケーション戦略

 自院を知らない生活者に知ってもらうにはどうしたらいいか、その手段として注目されているのが「コンテンツマーケティング」だ。これは、ターゲットとなる生活者が感じている課題に合ったコンテンツ(記事などの読み物)を発信し、課題解決や興味喚起をする手法。「病院での集患にも効果的」だと宇都宮氏は話す。

 「情報過多の今、ユーザーは情報を受け取っても受け流してしまう。コンテンツマーケティングをうまく活用するには、提供する情報の内容に応じて最適な届け先を想定す るコンテンツターゲティングが重要です。ポイントは2つ、受け入れられるコンテンツをつくる、それを適切に届けることです」。

 “2つのポイント”を具体化すると、まず「①コンテンツと呼べるのは、役立つ・楽しい・発見、のいずれかを提供するもの」。これは、ユーザーにとって深みがあり有益な情報と言い換えられる。次に、「②コンテンツは万人受けを狙ってはいけない」。コンテンツを発信するときにはターゲットを絞り、共感してもらえる情報を組み込むことが鉄則だ。しかし、いきなりターゲットを絞った情報を提供するのは難しい面もある。宇都宮氏は「たとえ万人受けするコンテンツになったとしても、響く人に届けばその人との関係性を強めることはできるので、そこから深めていくことができる」という。いずれにしても、「コンテンツを通してこちらのメッセージを“自分ごと”にしてもらう」ことが欠かせないとした。

 最後に宇都宮氏は、「マーケティングは魔法ではない」と強調。「マーケティングは自社の製品やサービスが広がるのを支援する手段。“マーケティングですべてを解決する”ことはできない点を忘れてはならない」と結んだ。

著者

宇都宮正騎 氏

ヤフー株式会社 Yahoo!コンテンツディスカバリー サービスマネージャー

(※ 所属は2018年3月 当時)


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