「病院広報」から「集患」を考えるセミナー開催

2018/11/06 編集部
by 編集部

はてなブックマーク
「病院広報」から「集患」を考えるセミナー開催

2018年11月2日、東京都千代田区九段下のナレッジソサエティを会場に、病院マーケティングサミットJAPAN主催のセミナー「病院マーケティングサミットJAPAN Autamn Seminar」が開催された。

今回のテーマは『集患力を高める病院広報』。まずはじめに、京都府立医科大学 地域保健医療疫学の小山晃英氏が「病院の株を上げる医療情報〜患者の深層心理を読み解く〜」として、“人は必ずしも合理的に行動しない”という行動経済学の視点から“人が行動を起こす”仕組みを解説した。

続いて、株式会社ヴァイタリー 代表取締役医師の竹田陽介氏が「webだから出来る集患力の磨き方〜ユーザー行動分析を極める〜」として病院のホームページで注目されるコンテンツやアクセスの分析方法等を解説。マーケティング理論の大家であるフィリップ・コトラーの言葉を引きつつ、webページでは“誰に何を伝えるか”、つまり、“自分たちが提供できる価値は何か”を考えることが大前提だと語るとともに、病院のホームページには患者さんが求める情報を、迷わず見つけられる構成が大切だと解説した。

次の講演では、今年6月に改正された医療広告ガイドラインについて、弁護士の今井智一氏(今井関口法律事務所)が解説。新たに規制対象となった病院ホームページでの対応について例示を交えて紹介した。今後、病院ホームページで患者向けの情報提供を行う際には、限定解除4要件(保険診療については要件1と2のみ)のクリアに加え、ネガティブリストを理解した対応が必要となる。

続く講演は、小倉記念病院 経営企画部 企画広報課の松本卓氏による「集患に効く病院マーケティング〜医者をノリノリにする広報術〜」。“病院マーケター”として斬新な広報施策を多く打ち出してきた松本氏が、自身の経験を元に、周囲を巻き込みながら広報施策を実施するポイントを紹介した。

最後に、「教えて!おたくの病院広報」として呉共済病院(広島県)、みなみ野循環器病院(東京都)、京都大原記念病院(京都府)の3病院の広報担当者から事例紹介が行われ、発表者が広報担当となった経緯やこれまでの試行錯誤を語るとともに、コメンテーターの小山氏・竹田氏・松本氏を交えてディスカッションが行われた。

会場には約40名の病院広報関係者が集まり、各講演で熱心にメモをとるなど、「病院マーケティング」「病院広報」の盛り上がりが感じられるイベントとなった。
なお、病院マーケティングサミットJAPANでは、来年8月24日(土)に東京で「病院マーケティングサミットJAPAN 2019」を開催する予定である。

ディスカッションでは事例を報告した各病院の取り組みについてつっこんだ議論が行われた

ディスカッションでは事例を報告した各病院の取り組みについてつっこんだ議論が行われた

^