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京大、新たなC型肝炎ウイルス感染予防ワクチンを開発。

2016/11/24 編集部
by 編集部

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京都大学 明里宏文 霊長類研究所教授、加藤孝宣 国立感染症研究所室長らの研究グループは、有望なC型肝炎ウイルス感染予防ワクチンの開発に成功したと発表した。

C型肝炎ウイルス(HCV)は慢性肝炎を引き起こし、肝硬変や肝臓ガンの原因となるウイルスとして知られている。近年、HCVの複製を阻害する直接作用型抗ウイルス薬が開発され、C型慢性肝炎の治癒率は向上してきた。しかし、この治療法は高額な医療費がかかり、治癒後も再感染のリスクがあること、また発展途上国では今もなお感染拡大が見られることから、感染・発症予防が可能なHCVワクチンの開発が依然として求められている。

研究グループは、2005年に報告された培養細胞によるHCV増殖システムの技術を応用してHCV粒子を大量に培養し、その不活化HCVワクチンについて検討を進めた。不活化HCV粒子を新規アジュバントであるK3-SPGとともに小型霊長類モデルであるコモンマーモセットに接種したところ、感染阻止に有効な中和抗体と細胞性免疫の両方を効率良く誘導できることを初めて明らかにした。

研究成果は、2016年10月27日に英国の医学誌「Gut」に掲載された。

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