ニュース

ケールの食後血糖値の上昇抑制効果を確認。

2016/11/23 編集部
by 編集部

はてなブックマーク

青汁などの健康食品、基礎化粧品を開発・は販売するキューサイ株式会社は、ケールの健康効果の検証として「食後血糖値の上昇抑制効果を確認」したと発表しました。

生活習慣病の一つである糖尿病は、正常であれば食後に高くなり、空腹時にも低下せず高い状態のままとなる。血糖値が高い状態が長く続くと、合併症が起こるリスクが高まり、合併症である糖尿病腎症の症状が進行して腎不全になってしまうと人工透析が必要になる。軽症では自覚症状がみられないことが多い。

食後に血糖値が急激に高くなる状態が糖尿病へ進展するリスクになると言われており、最近では食事の際に野菜を先に摂取するなど、食後血糖値の急激な上昇を抑える方法に注目が集まっている。

調査では、21~64歳の男女で血糖値が高めの方(空腹時血糖値が125 mg/dl以下、食後30分時点の血糖値が140~187 mg/dlの方)、42名を対象に、プラセボ(※1)またはケール粉末[低用量:ケール粉末(7 g)、高用量:ケール粉末(14 g)]を炭水化物が多く含まれる食事(親子丼:炭水化物…115.6 g)と同時に摂取し、摂取後30~120分時点の血糖値を測定した。

食後血糖値の変化(ケール、プラセボ)

食後血糖値の変化

7g以上のケール粉末を摂取した方の食後血糖値の上昇は、プラセボを摂取した方と比較して、摂取60分後において有意に抑制された。ケール粉末摂取による食後血糖値の上昇抑制効果のメカニズムは、ケールに含まれる食物繊維により、腸内での食物の粘度を上昇させることで、糖の吸収を抑制したのではないかと考察している。

調査結果は「Intake of kale suppresses postprandial increases in plasma glucose: A randomized, double-blind, placebo-controlled, crossover study.(ケールの摂取は食後の血糖値の上昇を抑制する:無作為化二重盲検プラセボ対照クロスオーバー試験)」として、Biomedical Reports 2016年9月29日オンラインに掲載された。

※1 プラセボ ・・・ 有効成分(ケール)を含まないの食品のこと。有効成分の効果を評価する際の比較対象とされる。
※2 AUC(曲線下面積) ・・・ 経時的な血糖値増加量の面積の値であり、食品の血糖値上昇の比較の指標の一つ。

連載記事一覧

該当する記事はありません。

^